この絵本の内容紹介
日本人は魚を干物、塩づけ、すし、練り物などに加工して食べてきた。加工技術の発達は、魚の利用範囲を広げ、魚資源の有効利用に役立っている。伝統技術から、大量生産の道を開いた冷凍すり身技術、コピー商品まで。
目次
日本人はいろいろな種類の魚を、大漁に食べている
魚はたくさんとれるが、くさりやすいので加工が必要
加工のもっとも簡単な方法は、干すこと
かつおぶしは乾燥させてかびつけする、古くからの加工法
塩干しやみりん干しは、ソフトな口あたりの乾燥品
くさりやすさは、自由水の量によって決まる
すしは有用な微生物を使った魚の保存法
フランス人がかんづめを考え出した
かんづめは、きびしい検査で保証される
タラコは食べても、親のタラはあまり利用されていなかった
冷凍すり身の発明で、スケトウダラが食用に利用されはじめた
冷凍すり身の技術は、イワシやサバにも応用されている
冷凍すり身は練製品原料の王様
エビ・カニ類はおいしいが、高価だ
みごとなそっくりさん、カニ足風かまぼこの登場
イワシから牛肉そっくりのマリンビーフがつくられた
1ぴきの魚が、いろいろな加工品に姿をかえている
能率よく魚を処理するための、機械の開発が進められている
豊かな食生活のために、海の幸をもっと利用しよう