この絵本の内容紹介あらすじ

海の魚は無尽蔵ではない。漁業技術の発達が、魚をとりつくす危険をもたらす。魚にはどんな習性があり、人間にはどんな漁法があるか。限りある海の幸を、できるだけ豊富に、永遠にとり続けるための方法を考える。

目次

人間は大むかしから、魚をとる工夫をしていた
魚には流木のまわりに集まる性質がある
夜の海面に光を当てると、魚が集まってくる
海にすみごこちのよい団地をつくり、魚を集める
たこつぼは、昼間せまい場所にひそむタコの習性を利用している
なわばり争いの習性を利用し、おとりをつかうアユの友づり
網で魚をとる方法の基本はすくうこと
回遊魚の群れを網でかこんでとる巻き網漁法
深いところにいる魚をかき集める底びき網漁法
魚をまちぶせて網にかれめとるさし網漁法
半年間も網を張り、魚をさそいこむ定置網漁法
カツオの一本づりは短時間の勝負
はえなわの一本の幹には、つりばりの枝が何千本もついている
乱獲の結果、資源がみるみるへってきた
魚を安定してとり続けるためには、自然状態の半分ぐらいの数に保つ
数と成長の程度を考えて、もっとも量の多い時期にとる
産卵期の魚を守ることは、次の世代を守ることにつながる
海の資源を守るには、世界の国々の間でルールが必要
あらゆる科学技術をつかって、海のめぐみを永遠に利用する