この絵本の内容紹介あらすじ

森には多くの動物たちが、うまくすみわけしてくらしている。そのなわばりと行動圏、植物の繁殖に役立つ動物たち、森が少なくなると益獣が害獣に変わる―。森の動物の生態を知り、人間と動物と森林の共存を考える。

目次

日本列島に動物の種類が多いのは、北方系と南方系が共存しているから
動物たちは森の中で、種ごとにすみ分けて生活している
鳥はその種ごとに、さまざまな巣をつくる
森のおきては厳しいが、食べられるほうがそれだけ繁殖する力は強い
動物には巣を中心にしたなわばりと、その外側に決まった行動圏がある
いそがしく働いた時間の後で、ゆっくり休める場所は森しかない
フクロウはたくさんのネズミをつかまえる夜の狩人
おいしい木の実は、動物に種子を遠くまで運んでもらうための運賃
木の実を貯蔵したまま忘れるのんきな動物も、植物の繁殖に役立つ
数十年ぶりにササが実をつけ、ノネズミが増える
なぜか大発生の後に起こる不思議な大量死、そして適正な数にもどる
法律で守られたニホンカモシカは絶滅寸前からまた勢いをもり返した
増えすぎたカモシカがヒノキの若芽を食べている
森が動物を養える能力は、森が持っている食物の量による
野生動物を正しく管理するには、生息数を知らなければならない
フィールドサインは、動物とその隠密行動をはっきり物語っている
造林地を動物の害から守るために、いろいろな防止法がとられる
一長一短ある方法をうまく組み合わせ、森林を守る努力が続く
豊かな森林は、たくさんの植物や動物によって成り立つ