この絵本の内容紹介
木材は、主要成分であるセルロースの他、それぞれ特徴ある抽出成分を持ち、パルプ、薬品、香料などの他、殺虫・殺菌効果も利用されてきた。植物の出すフィトンチッドの多くの作用と森林浴、さらに未来利用を予測する。
目次
森には独特のふんい気があり、多くの生きものの生活の場になっている
木のがっしりとした幹は、3つの成分でつくられている
葉には光合成でブドウ糖をつくる工場がある
木の主要成分セルロースから、紙の原料パルプがつくられる
木材もほぐしてしまえば、動物のえさになってしまう
セルロース、ヘミセルロースを分解して糖をつくりだす
森は動物たちや人間にとって、食べ物の宝庫となっている
木にはそれぞれ特ちょうある抽出成分を持っている
木にふくまれる抽出成分は、木の部分によって異なっている
揮発性の抽出成分「精油」は香料、薬、燃料などに利用できる
薬用となる抽出成分はむかしからさかんに利用されてきた
色を持つ抽出成分は、天然の染料として広く使われている
わたしたちは、森の植物から取れる化学成分をたくさん利用している
植物は抽出成分フィトンチッドで、他の生物に影響をあたえている
植物はフィトンチッドで、自分自身にも働きかける
フォトンチッドは、動物にも影響を与える
フィトンチッドは、人間が有効に利用することができる
森の中には、樹木から発散されたフィトンチッドがただよっている
森の空気を浴びる森林浴は、わたしたちを健康にする