この絵本の内容紹介
現在一般的につかわれているのりといえば化学的な「合成のり」がほとんどだ。この絵本では、主人公のこどもたちがおばあちゃんに教わりながら、お米や小麦粉から「でんぷんのり」をつくって障子の張り替えに挑戦したり、動物の骨から「ニカワ」をつくってうちわやミニあんどんをつくってみたりする。また、でんぷんのりやニカワが日本の伝統文化を支えてきたことも紹介。
目次
- やぶいちゃった障子の張りかえと、ごはんのなぞ
- お米や小麦粉からつくる〈デンプンのり〉
- 〈のり・接着剤〉は、あらゆるところに使われている
- 古くから〈のり〉として使われてきたウルシとニカワ
- 紙や布を貼るための、水にとけるやさしいのり
- 〈のり・接着剤〉には、どんな種類があるのだろう?
- なぜ、くっつくのか? そこにはいろんな力が働いている
- 〈デンプンのり〉なら、イチからつくることができる!
- デンプンにタンパク質やウルシをまぜて使う
- ニカワって、ゼラチンのことだったんだ!
- デンプンのりや、ニカワは文化財の修復に大切なもの
- ニカワをつくってみよう!
- ニカワで、絵の具や墨をつくってみよう
- デンプンのりやニカワで、うちわの修理や行灯をつくってみよう
- イチからつくって、みえてきたこと