この絵本の内容紹介あらすじ

「楪」での「とも暮らし」は、両親を看取った主婦の思いから生まれ、そこに暮らす人や家族、旅立つ人、医療・介護の専門職やボランティアなどに育てられて、大きな家族のようにゆるやかに温かくつながっていきます。

住宅地のマンションを改修した「楪」は、「都市型ホームホスピスのモデル」といわれることもありますが、大切なのは中身・・・・・・。

施設をいくつも見てきた人たちが、「ここになら、入りたい」といいます。

東京・小平にできたばかりの「楪」に、なぜ暮らそうとするのでしょうか。

「楪」は、施設でも、病院でもないし、自宅でもありません。
人生の最終幕に、新たに人と出会い、人とのつながりのなかで看取られていく、「とも暮らし」の場。

自分だけではなく、ほかの誰かにとっても、そう。みんなの「第二のわが家」なのです。

「楪」は、はじまった日から、そこに暮らす人、その家族、遺族、いろんな専門職やボランティアたちの手によって、育てられてきた「お家」です。
そして、これからも。

そこでのいとなみは、人から人へつながれていきます。それはまるで、ユズリハの葉のように。