この絵本の内容紹介
白神山地に代表されるブナの森は豊かな自然の象徴。動物や木材、キノコなど人の暮らしに欠かせないさまざまな恵みをもたらしてきた。この絵本は、そんなブナの育ちと人とのかかわりを描く写真絵本。ブナの仲間の種類や分布、四季の姿、花や実のでき方から、森の動物や虫とのつながり、人の暮らしとのかかわりなど、ブナをまるごと知りつくす。山でブナの木を見つけるポイント、発芽実験、ブナ材を使った木材加工、ブナの実クッキーづくりなど、実践的な情報も満載。
目次
【ぶんか】
ブナは、奥山の森をつくる木
マタギや木地師のくらす 豊かな森
【しゅるい】
日本の森は、ブナ科の木がおおう森
世界に10数種 太古のブナからいまのブナへ
ヨーロッパでは「森の母」とよばれてきた
【みつけかた】
ブナの木をみつけに森へ行こう
ブナとイヌブナ ちがいをみわけよう
【そだち】
ブナの四季と芽生えから成木まで
春、新芽が開きはじめた!
若葉とともに花を咲かせ、風で受粉
夏の枝葉とキノコや虫、林床の植物
【くらし】
果実の成熟 豊作・凶作はなぜ起きる?
森の動物とブナの実のゆくえ
芽生えと萌芽 子孫を残す戦略のちがい
色づきやがて落葉 亜紀のブナ林
【さいばいとりよう】
たねをまこう、発芽させて苗を育てよう
木材の利用 杓子やヘラをつくろう
ブナの実のクッキーや燻製をつくろう
ブナが生きる時間、人が生きる時間