この絵本の内容紹介あらすじ

かこさとし先生が 40年以上かかって あつめにあつめた 日本と世界の子どもの遊び。
とうとう すっかり大公開!

この絵本の特徴
●子どもの遊びの主人公である子どもの立場、総合的な成長と発達と、個性孤独の心理環境を主軸とし、大人の遊びへの介入、関与、干渉を排しました。
●子どもの遊びは森羅万象にわたり、その題材は従来の類書のように狭い一方に偏したものではなく、多元、多様、総合の形をめざしました。
●クイズ、なぞなぞ、わらいばなし、絵さがし、さては頁の一部を切ったり、折ったりし、楽しくなるよう工夫しました。

40年以上かけて集めに集めた日本と世界の遊びを大公開。子どもは広場、草木、虫や鳥、雲や星、文字など森羅万象が遊びの題材。大人のおしつけの遊びでなく失敗しながらの真の遊びの面白さを「本での遊び」に集大成。

子どもの遊びでは、森羅万象すべてが題材対象となります。しかも「トンボのハネの迷路さがし」や「三輪車による町内見回り」のように、その楽しさは当人しか味わえぬ各人個別なのが本筋です。一部の教育者や親のすすめる「よい遊び」や集団行動による成果期待の「大人の立場」ではなく、失敗・錯誤・忘却・偶然といった不安定非効率の集積をのりこえる真の魅力の源泉を、「本での遊び」の中に集約した、40余年の実践と調査の結晶ですので、お楽しみ下さい。
(1990年に刊行した『かこさとし あそびの大宇宙』(全10巻)を合本復刊したものです)