この絵本の内容紹介あらすじ

農家ではじめて「べにふうき」の栽培に取り組み、日本ではまだ数少ない紅茶をつくる静岡市丸子の村松二六さん。おいしい紅茶ができる新芽の時期は3日間しかない。そのもっともいい時期に摘んだ葉を一晩かけてしおれさせ、緑茶の機械を改造した揉捻機でもんでいく。紅茶の本場スリランカの自然環境に似せた自作の発酵器。十数秒で紅茶のできが変わる火入れの時間。茶葉の声に耳を澄ませ、香り、色、味、手ざわりと五官をはたらかせる紅茶づくりと、残りの人生をかけたいと挑戦するウーロン茶づくりを追う。