この絵本の内容紹介
さまざまな在宅での看取りの世界を活写、人の死を「冷たいもの」から解き放ち「あったかい死」へ、「いのちのバトンリレー」へ。
人は「旅立ち」のとき、不思議な力を発揮することが少なくありません。
愛する家族のいのちを救ったり、死んだだんなさんがお迎えに来たり、遠く離れて暮らす娘に会いに行ったり……。
看取りのし方は、人それぞれちがうでしょう。
でも看取りによって「いのちのバトン」
-その人がたくわえてきた生命力と愛情を受け取ることが出来るのはたしかです。
そう。看取りは、旅立つ人だけでなく、残され明日を生きる人にとっても、とても大切なことなのです。
「いのちのバトン」をしっかりとリレーした、あたたかな看取りや「旅立ち」のすがたを、滋賀の農村を舞台に9組の家族に見せてもらいます。