この絵本の内容紹介あらすじ

高齢化した農村で在宅医療を続ける花戸医師と地域の関係者、その多彩な活動(いのちの授業など)を活写、医療の在り方を考える。

永源寺診療所は琵琶湖の東側に広がる、滋賀県東近江市(旧永源寺町)にあります。
永源寺地区のとくに東の方は、おじいちゃん、おばあちゃんがおおぜい住んでいるところ。

永源寺診療所の花戸貴司医師は、看護師さんやヘルパーさん、くすり屋さん、いろんな人たちと輪になって、毎日のように訪問診療、訪問ケアをしています。

がんなどの病気にかかった患者さん、難病を抱える少女、老衰で死を迎えている人……。
人びとが少しでも安心して、自分らしく、住みなれた場所で生活を続けられるよう支えてきました。

「ぼくの専門は、内科医でも小児科医でもなく永源寺」
花戸医師のこの口ぐせは、どういう意味でしょうか。