この絵本の内容紹介
一人暮らしのナミばあちゃんを支える家族や地域の人、医療関係者の交流をたどり、在宅での最期を可能にした看取りの現場を描く。
滋賀県の東の端にある君ケ畑という集落には、おじいちゃん、おばあちゃんがおおぜい暮らしています。
ご近所さんやお医者さん、看護師さん、ヘルパーさんたちがかわるがわる訪問してくれます。
それも、これも、おたがいさま。
助け、助けられ…。
そうやってふるさとで過ごし、やがて看取られていきます。
看取りって?
大切な人が息を引き取るその「旅立ち」のとき、そばに寄りそい、感謝と別れを交わすことです。
ひとり暮らしの89歳、ナミばあちゃんも家族や地域の人たちに囲まれ、あたたかな看取りで旅立ったひとりでした。