この絵本の内容紹介あらすじ

昔は子どもたちがちょっと採れば竹かごいっぱいになったほどたくさんいたタニシが、田んぼにいなくなってしまった。なぜか。田植えとともに目覚め、泥の中の微生物や有機物を食べ、子を産み育て、また田んぼの泥のなかで冬眠するタニシや水路にすむカラスガイやシジミなどの二枚貝のおもしろ生態、さらに外来種のジャンボタニシの脅威的繁殖力など、田んぼ周辺にすむ貝たちの1年の暮らしを250枚余のカラ-写真で紹介。タニシなど、田んぼの環境に適応しの貝を復活させるにはどうしたらよいか、子どもたちといっしょに考える。

目次

1.昔、タニシは貴重な食べ物だった
2.マルタニシのお目覚め
3.田んぼに水が入るといっせいに活動開始!
4.田んぼや水路には貝がいっぱい
5.タニシは腹足(ふくそく)で歩き、エラで呼吸
6.タニシの食事法
7.怪物巻貝 ジャンボタニシ
8.田植え後早々、タニシが子どもを産んだ!
9.タニシの交尾
10.ジャンボタニシの脅威的繁殖力
11.二枚貝たちの変わった子育て
12.二枚貝に卵を育ててもらうタナゴたち
13.貝はいろいろな命を育てている
14.夏はマルタニシの試練
15.稲刈りから冬眠
16.なぜ田んぼにマルタニシがいなくなったのか
17.田んぼの周辺にいる貝を採集しよう
18.田んぼの貝の復活作戦
コラム 世界のタニシ

資料編
1.田んぼの貝たちが激減している
2.田んぼの環境に適応してきたマルタニシの危機
3.神様や昔話、わらべ唄にもなったタニシ
4.田んぼの貝にはこわい寄生虫がいるって本当?
5.タニシを飼ってみよう