この絵本の内容紹介
ニンジンの花に住むカマキリのところに、10匹のシマシマアオムシが押しかけてきた。アオムシに葉や花を食べつくされたカマキリはしぶしぶヒマワリに移り住むがアオムシが気になって仕方がない。ある日、ニンジンの花を訪ねたカマキリは枯れ葉のようなものを見つけたが―。
「虫の代弁者」を自認する澤口たまみさんが、幼児向けの自然観察会などの経験を生かし、虫や生き物を擬人化するのではなく、自然界に出てくる生き物が「生き物としての領分」を守りつつ主人公になる、それでいて子どもが感情移入できる新しいタイプの物語絵本。絵は降矢ななさん。