この絵本の内容紹介あらすじ

田んぼに暮らす多くの生きものたちの、子育て、食餌、天敵、冬越しなど、四季の暮らしを活写し、生きものと生きもの、人と生きもののつながりを考え、生きものに思いを寄せる「田んぼで暮らす生きものたち」シリーズの第1弾。トノサマガエルやヘビも捕らえるタガメのパワーとは、なぜ雌は雄が守る卵を襲うのか、冬はどこで暮らしているのか、なぜ絶滅危惧種になってしまったのか、田んぼの昆虫の王者タガメ、そのの全貌を、タガメ研究に生涯をかけた著者が240余枚のカラー写真で物語る。

目次

1.早春。冬眠からめざめるタガメ
2.田植え後、タガメの仲間も田んぼに集結
3.タガメの大好物はカエル
4.ほかの水生カメムシは何を食べるのだろう
5.はねの下は空気ボンベ
6.タガメは飛行の名人だ
7.オスはメスをどうやって探すのだろう
8.産卵が始まった
9.オス親が卵を育てる
10.コオイムシやミズカマキリなどの繁殖
11.卵がいっせいにふ化する
12.メスが卵塊を破壊する
13.幼虫は脱皮して大きくなる
14.幼虫の天敵
15.日没後に白い成虫に変身
16.稲刈りで世界が変わる
17.池や川で冬眠まで過ごす
18.タガメをおそう敵は誰だ
19.タガメはどこで冬を越すのだろう
20.農薬でタガメはいなくなった
21.乾田化工事でタガメのエサがいなくなった
22.田んぼの生きものを増やすために
23.韓国、タイのタガメたち
24.タガメのいる環境とは

資料編
1.世界のタガメ
2.タガメの卵はなぜ水が必要なんだろう
3.なぜ何回も交尾するのか
4.タガメのメスはなぜ卵をこわすのか
5.卵をこわさない平和的なメスもいる
6.タガメを飼育してみよう
7.絶滅のおそれ