この絵本の内容紹介あらすじ

のっくんは、この春から小学一年生。お父さんは、のっくんに素敵な贈り物をしようと考えていました。

お父さんとのっくんは犬の散歩から帰ると、さっそく大工仕事を始めます。
木の寸法を測って、切って、組み立てて、それから色を塗って……。ようやく完成したのは、船の形をしたベッドです。

お父さんからの贈り物に、のっくんは大喜び。さっそく今夜からこのベッドで眠ることにしました。

のっくんが眠りに就くと、船はゆっくりと動き始めます。気づくと、船はのっくんを大海原に運んでいました。

広い海で最初に出会ったのは、タコ達です。
そのタコ達に誘われて、のっくんは海の中に。タコ達はのっくんを一生懸命に引っ張りながら泳ぎます。

そして、ようやく辿り着いた先は海の小学校。イカの校長先生に歓迎されたのっくんは、海の生き物達と遊び回ります。

クラゲにダンスを教えてもらったり、カニと体操をしたり、ザリガニと相撲したり、魚に昔話を聞かせてもらったり……。他にも、海の生き物達と隠れんぼをしたり、ウミガメの背中に乗って海の中を回遊したり、海の小学校を満喫するのっくん。

楽しいひとときも終わりが来ると、みんなとお別れです。のっくんは船に乗ると、お日様に向かって進み始めるのでした。


海の小学校を目一杯に楽しんだのっくんは、自分が通う小学校でも楽しく過ごすことができるのでしょうか。のっくんの小学校入学への期待が夢になって現れたようなお話です。