この絵本の内容紹介あらすじ

夏の身近な虫、アブラゼミが主人公!

夏の短い間しか見られないアブラゼミが、そのときのために何年もかけて大きくなる様子。ほかの種類のセミのこと。ふしぎなあかちゃんの誕生……。
たくましく生きるみんちゃんの姿に心が動かされ、セミが愛おしくなる1冊です。


しとしと雨があがった夏のはじまり。
しっとりした土の上に、せみのあかちゃんが木からぽとんとおちてきました。
みんちゃんです。

土をほるのがじょうずなみんちゃんは、木の根っこをさがして汁をすいながら、土の中で何年もくらしました。
そして、ある夜、とうとう外に出て、茶色い羽がかっこいいアブラゼミに!

「そとで くらせる じかんは みじかいの。そのあいだに たまごを うむために、ちからを つけなくちゃ」

みんちゃんは敵に気をつけながら、細長い口を木につきたてて、毎日いっぱい汁をすいました。

いのちを終える前に、みんちゃんはどんなたまごをうむのかな?
みんちゃんをおうえんしたくなります。

絵本「せみの みんちゃん うまれたよ!」の中面
絵本「せみの みんちゃん うまれたよ!」の中面2
絵本「せみの みんちゃん うまれたよ!」の中面3