この絵本の内容紹介
海が見えると子ども達は大はしゃぎ。海を目指して浜辺を駆け降ります。
波で遊んだり、カニを見つたり、海で楽しく遊んでいると……「ようこそ うみへ」。どこからともなく低い声が聞こえてきました。
周りを見渡しても、そこには誰もいません。空耳だったのでしょうか。
今度は、準備体操をしてから海を泳ぎ回って楽しみます。一生懸命に泳いでみたり、浮き輪に浮いてみたり、水を掛け合ってみたり、思い思いに海を満喫します。
それから今度は、みんなが履いているビーチサンダルを使って遊びます。ビーチサンダルを空に向かってばら撒き、同じ組み合わせの物を探すのです。
青いサンダルやピンクのサンダル、同じビーチサンダルを集める子ども達ですが、どうしても黄色いサンダルが見つかりません。
すると「こーこだよ」と、どこからともなく低い声が聞こえてきました。子ども達が空を見上げると、ニッコリ笑った白い雲。この声の正体は白い雲だったのです。
白い雲はビーチサンダルを返す代わりに一緒に遊んで欲しいと言うのですが、雲との遊びは一体どんなものなのでしょう。