この絵本の内容紹介あらすじ

ねずみの一家が野原や小川でたくさんの春を見つけます。

10匹の兄弟とおとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん、合計14匹のねずみの一家の物語である14ひきシリーズは、長く愛されている大人気シリーズです。

四季折々の自然の中で子どもたちがおもいっきり遊び、たくさんの発見をする様子が繊細なイラストと丁寧な言葉で綴られている14ひきシリーズ。今回は春にぴったりの一冊がこの絵本です。

良い天気の今日は、家族みんなで春の野原へ出掛けることにしました。おにぎりと水筒を持って、楽しいピクニックです。

絵本「14ひきのぴくにっく」の一コマ
絵本「14ひきのぴくにっく」の一コマ2

むっくり顔を出したぜんまいや、この春に産まれたエナガの赤ちゃん、そして様々な野花たち、春の光が溢れる森を歩いているとたくさんの素敵な発見があります。

絵本「14ひきのぴくにっく」の一コマ3

森を抜けて野原に出ると、見えてくるのは広くてどこまでも続く空。春のにおいをかぎながら野原を走ったり、流れている小川を覗きこんでみたり、わくわくするようなことがたくさんあります。

ピクニックでの楽しみと言えば、やっぱりお弁当ですよね。美味しいご飯を食べたら野原でゆったり寝そべりたくなりますね。
でも、ピクニックの楽しみは他にもたくさん。道中や帰り道、そしてシートを広げた身の回りなんかに生えている草や花、そして飛んでいる虫や鳥など、普段目を向けない場所に注目してみてはいかがでしょう。
もしかしたら、14匹のねずみたちのように素敵な発見があるかもしれません。目で見て、においをかいで、手で触れて、小さな発見にも目を向けながら体全体で季節を楽しむのもいいですね。

読み終わったあと、ねずみたちのようにお弁当を持って春の野原に飛び出したくなる、そんな一冊です。
表紙をめくると見返しには春の植物が紹介されているのでぜひこの絵本をピクニックの荷物に加えて、実際の草花を見ながら名前を探してみてください。