この絵本の内容紹介
「いちについて」
「よーい」
「うどん!」
気の抜けた合図で始まった障害物競走。ところが、その大ボケにも構わず、子ども達の表情は真剣そのものです。

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男の子も女の子も一生懸命に走るなか、その後ろでは「こけっこ こけっこ」とニワトリ達が続きます。
跳び箱を跳んで、網を潜って、子ども達の競争はいよいよ中盤に差し掛かります。紅組の応援団も白組の応援団も競うように応援合戦を繰り広げます。
今度は、子ども達は橋を渡り始めました。そして、海に向かって「ザブーン!」と飛び込みます。さらには三輪車で草原を駆け抜け、走り縄跳びをしながら空を飛び……。
最後の借り物競争のお題は、ウクレレやウェディングドレスやお相撲さん……。このように奇想天外な運動会が描かれます。
気の抜けた合図から始まった競走は、段々と気の抜けない展開に。最後はハラハラドキドキしてしまいます。