この絵本の内容紹介
子どもって、おふとんにもぐるのが大好きですよね。もぐってみたらトンネルができました!というお話です。
トンネルの穴から襖の向こうに隣の部屋がみえます。
父さんがタバコを吸いながら新聞を読んでいます。
父さんに、襖を閉められちゃいました。
つまらないからトンネルを掘ってふとんにもぐってみたらなかなか出口が見つかりません。
やっと出口に到着したら、ふとんやまトンネルがたくさんあって、びっくり。
たくさんの子どもがやってきました。お友達のゆみちゃんにも遭遇します。
ふとんやまで大暴れするたくさんの子どもたち。きのぼり、でんしゃごっこ、隠れんぼ、川で魚釣り。たくさん遊んだから、そろそろ帰ろうかな。
でも、ふとんやまトンネルがたくさんありすぎて、自分のトンネルがわからなくなってしまいます。
ようやくみつけて、もぐってもぐってやっとおふとんに帰ったら、疲れてすぐに眠っちゃいました。
朝起きたら、あれ?ゆみちゃんのお母さんが起こしに来てびっくり。
ゆみちゃんの家をすぐに飛び出して、ぼくの家に帰ったらゆみちゃんが泣いています。
ゆみちゃんとけんちゃん、トンネル間違ってしまったんですね。
これ、夢じゃなかったんですね。
幼い頃、似たような遊びをしていた人も多いのではないでしょうか。ふとんのトンネル、マットレスの家、押し入れに秘密の部屋。
暗くて狭くて、でも最高に楽しい空間。お布団の中は夢と空想でいっぱいです。
たくさん遊んで帰ってきたら、ゆっくり眠って欲しいですよね。おふとんに入ったら楽しいことが待ってるよ、と思わせてくれる楽しい絵本です。
でも、自分のおふとんは間違えないできちんと帰ってきてね。