この絵本の内容紹介あらすじ

昔の人は、雷というのは鬼が虎の皮のふんどしを締めて太鼓を背負って鳴らしたものだと考えていました。また、稲妻は鬼の金歯がピカッと光ったものだと考えていました。

ある日の空の上に住む鬼の一家のお話です。鬼のお父さんがお出かけしようとすると、子どもも一緒に連れて行くようにと鬼のお母さんが言います。

鬼のお父さんは、面倒臭がりながらも仕方なく子どもを連れて行くことにします。お出かけする前に、虎の皮のふんどしを締めさせ、おもちゃの太鼓を持たせます。

準備が整ったら鬼の親子はお出かけです。鬼のお父さんはゴロゴロピカピカ鳴らしながら、子どもはコロコロペカペカ鳴らしながら歩きます。

鬼のお父さんは、雲の切れ目から足を踏み外すと下界に落ちるので気をつけるようにと子どもに言い聞かせます。ところが案の定、いい気持ちでコロコロペカペカ鳴らしていると足を踏み外した子どもは下界に落っこちてしまいます。

鬼の子どもは、あろうことか竹藪で昼寝をしている虎の頭の上に落っこちてしまいます。虎は物凄い剣幕で怒鳴りますが、鬼の子どもはどうなってしまうのでしょうか。最後は、ユーモアたっぷりなオチが面白いお話です。