この絵本の内容紹介
じりりーんじりりーん、鳴っているのはなんでしょう。そう、お電話です。
モモちゃんは眠たい目を擦りながら受話器を取ります。
「モモちゃんです まだねむたいの」
電話の相手は誰なのでしょう。
「もしもし わたしは きらきら ひかって まぶしいものよ」
電話の相手は太陽でした。太陽は、モモちゃんに朝が来たのを知らせます。
じりりーんじりりーんっとまた電話が鳴ります。
モモちゃんが受話器を取ると次は「ぐわっ ぐわっ」と鳴き声が聞こえてきました。
次に電話を掛けてきたのはアヒルでした。モモちゃんがお顔を洗ったのかを尋ねるために電話を掛けてきたようです。
アヒルとの電話が終わるとモモちゃんのもとにさらに電話が掛かってきます。次のお相手は蝶々でした。
そして、じりりーんじりりーんっと電話が鳴ります。電話は鳴り続けますが、いつまで経ってもモモちゃんは現れません。モモちゃんはどこへ行ってしまったのでしょう。
モモちゃんのもとに太陽やアヒル、蝶々から電話が掛かってくる繰り返しのお話です。電話の音とは対照的にとてもゆったりとした朝の穏やかな時間が流れているように感じます。
とっても眠そうなモモちゃんが少しずつ眠気を覚ましていく様子が愛らしいお話です。