作:松谷 みよ子(マツタニ ミヨコ)
1926年 東京都に生まれる。本名・美代子。17歳のときに、はじめて童話『とかげのぼうや』を執筆。1946年 坪田譲治と出会い、その後師事する。1951年 『貝になった子供』(あかね書房)を出版。1955年 瀬川拓男と結婚。夫と共に民話採訪を行ううちに、「民話」にひそむ民衆の思いに関心を寄せるようになる。信州に伝わる小泉小太郎伝説などをもとにして書いた『龍の子太郎』(1960年・講談社)が国際アンデルセン賞優良賞(1962年)...
続きを読む・作品一覧を見る絵:司 修(つかさ おさむ)
1936年、前橋市に生まれる。中学卒業後、働きながら独学で絵を描き始め、主体美術協会の設立に参加する。装幀家としても著名。近年は小説の分野にも表現の場を広げ、1993年、「犬」(「影について」その一)で第二〇回川端康成文学賞を受賞。著書に『語る絵』(小沢書店)、『戦争と美術』(岩波新書)、『ブッダの歩いた道』(法蔵館)、『夢は逆夢』(白水社)、『奏迷宮』(河出書房新社)、『迷霧』(講談社)、『影について』(新潮社)など。
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