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きつねの子どもがてぶくろを買いに出かけるかわいらしい表題作ほか、新美南吉の心にのこる短編が全6編おさめられています。
幼くして母を失い、養子に出されるなど寂しい幼少期を送った新美南吉は、中学生時代から創作を始め、弱冠18歳で「ごんぎつね」を世に出しました。病に苦しみ、作家としての成功を前に29歳で世を去りましたが、その短い生涯を通して、数多くの童話、小説、詩、童謡、戯曲などを創作しています。物語性豊かでユーモアとペーソスに満ちたそれらの作品は、愛知県知多半島の風土を背景に、哀しみの中にも心の通い合いや美しい生き方といった普遍的なテーマが描かれ、死後7...
1938年中国に生まれる。武蔵野美術大学西洋画科卒業。作品は一貫して「猫」を主題とし、技法は銅版画のアクアチントが得意。女流展、東京展、神奈川国際版画アンデパンダン、日版会などに出品している。1986年東京展賞受賞。主な絵本作品には宮沢賢治・作『どんぐりと山猫』、小川未明・作『牛女』がある。