この絵本の内容紹介
病気と向き合い、ガンとともに生きる
わたしの名前は、まぼちん。43さい。
子育てと家事、仕事におわれる、あたりまえの毎日がずっと続くと思っていました。
でも、ある日、おなかの中に怖い病気が見つかって…。
「オレの名前は ガン」
「ぐうぜん ここにたどりついたんだぜ」
「これからどうなっちゃうんだろう」
不安でいっぱいだったまぼちんですが、医療従事者のチームとともに、がんと向き合っていきます。
そうして知ったのは、「こっちの世界も あたたかくて おもしろくて 優しいんだ」ということでした。
43歳で「ステージ4の大腸がん」と診断された著者。病と向き合う中で見つけ出した「心穏やかに生きるヒント」を前向きな姿勢とユーモラスなイラスト・文で綴った作品です。
絵本では、「ガン」がお菓子や、さとうのたくさん入ったジュース、ストレスが大好きなキャラクターとして登場。ガンの言葉に耳を傾けながら、健康に生きるための生活習慣や治療法についても学べます。
ガンと診断され不安を感じている人やご家族、心と体の健康について見直したい人、温かいメッセージを受け取りたい人。
そんな不安な気持ちにそっと寄り添って、「だいじょうぶ」と気持ちを軽くしてくれる一冊です。
編集者からのコメント
「ガン」を生意気だけどなぜか憎めない、愛嬌あるキャラクターとして描く視点は、病気を敵のように恐れるだけではなく、自分の身体の一部として向き合い、一日でも長く生きる、という希望をあたえてくれます。
この一冊が、病と向き合う人や、ご家族、人生の様々な困難に直面している全ての人の心に希望を灯す、お守りの様な存在となることを願っています。






