この絵本の内容紹介あらすじ

“失敗だってゆるせたら、もっと素敵な世界がまっている”銅版画で描かれた美しい絵本

きつねのアオとモモは、お父さんといっしょに おおきなかまくらをつくりました。
あたたかい甘酒とくるみもちをお母さんが持ってきてくれて ふたりはおおよろこび。
しんとしたかまくらのなかで耳をすまし、おきゃくさまがくるのを待ちます。

しばらくすると ねずみの親子、ことりもやってきて かまくらはどんどんにぎやかになりました。
そこへ「ぼくも まぜて~」と くまがソリにのって、もうスピードでやってきます!

どーん「ひゃーーー」
あっという間にぶつかって かまくらは、おおきな穴があいてしまいました。
アオは泣くのをがまんして、みんなに声をかけます。
「いっしょに つくろうよ」
しょんぼりしていたくまは、うれしそうに顔をあげました。
「ちからしごとは まかせて!」

編集者からのコメント

幼少期の雪あそびの体験をもとに、作家こたかみちるさんの子どもたちへのやさしさが込もった作品。
銅版画の繊細で奥行きのある表現がとても魅力的です。
創作系レーベルkeuの絵本として、ひとつひとつの表現とデザインを丁寧に仕上げています。

絵本「かまくらのおきゃくさま」の中面
絵本「かまくらのおきゃくさま」の中面2
絵本「かまくらのおきゃくさま」の中面3
絵本「かまくらのおきゃくさま」の中面4
絵本「かまくらのおきゃくさま」の中面5