この絵本の内容紹介
オニネコって、ほんとうにこわいの?
ハラハラ、ドキドキの冒険に出発
ルネには、ずっとこわいものがありました。
それは、海の向こうにすむといわれてきた「オニネコ」。
ある日、旅好きの友だちリフラといっしょに、困っているとなりの国に魚の缶詰をとどけに行くことにします。
「オニネコ」や「ドロボウネコ」におびえながらも、勇気を出して進んでいくルネ。
そこで出会ったのは、鮮やかな花のじゅうたん、ふしぎな食べもの、そして…
主人公のルネといっしょに、ページをめくるたびにハラハラ、ドキドキ。
ユニークなキャラクターと色彩ゆたかな絵が子どもの好奇心をくすぐり、何度でも読み返したくなります。
そして、最後には心がほっとあたたかくなる、冒険と友情の物語です。
だれもがもっている恐れや不安、それはただの偏見、誤解、思い込みかもしれない。
物語を楽しみながら、国や文化、平和について、ご家庭や学校で対話するきっかけとなる一冊です。
編集者からのコメント
「国ってなに?人種ってなに?」著者がこの物語を紡ぐきっかけとなった問いかけです。
絵本『オニネコ』には、子どもたちに「戦争や対立ではなく、お互いを尊重しながら、共に生きる未来を届けたい」という著者の願いが込められています。
色彩豊かな絵とともに描かれるルネの冒険は、勇気を出して一歩ふみだすことの大切さを伝えてくれるでしょう。
本作をとおして、子どもたちの心に勇気とやさしさが育まれることを願っています。




