この絵本の内容紹介
おじいちゃん、また会えたね。
命をつなげる、お盆の物語。
夏のある日、かずとはお父さんといっしょに「むかえ火」を焚きました。
「ご先祖さまが帰ってくる目印だよ」と聞いたかずとは、やさしかったおじいちゃんを思い出し、心をときめかせます。
その夜――
きゅうりの“しょうりょううま”が馬の姿になって動き出し、かずとはその背に乗って、おじいちゃんを迎えに出発します。
迎え火のけむりが導く道の先で、ふたりは再会。
一緒にお風呂に入ったり、お昼寝をしたり……
まるで昔のように笑い合う時間を過ごします。
しかし、お盆の終わりとともに、おじいちゃんとのお別れのときが近づいてきて――
編集者からのコメント
「お盆ってなに?」――そんな子どもの疑問から生まれた本作。
故人を偲ぶお盆の大切さ、目に見えない存在と心でつながることの尊さを描いています。
家族の中で命がどう受け継がれていくのか、物語を通して、子どもも自然に感じとれます。
みんなでお盆の行事や先祖について語り合う、きっかけに。



