この絵本の内容紹介あらすじ

いっしょに育つ、私たちと、えーあいパパ

ニンゲンを手つだうためにつくられた子育てロボット「えーあいパパ」。
耳のアンテナで困っている親子のたすけてシンゴウをキャッチします。

——パパサーチ、オン
《ピピッ 3才の女の子の お父さん……》
《ピピッ 子どもの いたずらに こまっている……》

壁にラクガキしている女の子の家で ピピッ パパーン!
えーあいパパが、大きな筆でシュシュッとラクガキすると壁から絵がいっせいに飛びだして、親子の手をとり、踊りだしました。
「このくまさん、うごいたよ!」
「あらあら、ゆめみたい!」

えーあいパパには、親子を笑顔にする方法がすぐにわかるのです。
頭のなかのビッグなデータとひみつの力で次の日も、また次の日も親子を笑顔にしていきました。

そんなある日、公園で出会ったのは、6歳のアイちゃん。
泣いてばかりで話をしてくれないアイちゃんに、えーあいパパは手を尽くしますが、なかなか解決できません。
ピピ あれレ? コタエが ミツカラナイ……

アイちゃんを笑顔にしたいえーあいパパは、アイちゃんのパパとママに願いごとをします。

編集者からのコメント

パパもママも仕事を持ち、「子どもと向かい合う時間や余裕がない」「どんな育児が正しいのか、わからない」と悩む人が多くなっている今の時代。
親子を孤立させず、見守ってくれる「だれか」の必要性が高まっています。
ビックデータから答えを導けるAIだったら、どう手を差し伸べてくれるでしょうか。
ニンゲンの子育てと、どう共生していくのでしょうか。

えーあいパパは思いもしなかった方法で「困った」を「楽しい!」に変えてくれます。
そして、「地域で子どもを共に育てる(=共育)」の大切さを伝えます。
絵本を手に、「こんなことを助けて欲しいよね」「うちだったらどうしようか」と親子で話し合ってみてはいかがでしょう。
子育ての未来が開けるかもしれません。

絵本「えーあいパパ」の中面
絵本「えーあいパパ」の中面2
絵本「えーあいパパ」の中面3
絵本「えーあいパパ」の中面4
絵本「えーあいパパ」の中面5