この絵本の内容紹介
だれかといっしょに生きる幸せ
大切なひとに贈りたい絵本
海にかこまれた小さな島で、ひとり自由気ままに暮らす灰色のねこは 毎晩、えんとつにのぼってお月さまを見上げていました。
「ぼくのことを よんでいるようなきがして わくわくする」
ある夜、「しまのそとでは もっとすてきなおつきさまが みられるんだよ」とみみずくに言われ、島を出ることを決めました。
都会へ出てみると、はじめての乗りものや通り過ぎる人ばかりで、月は見つかりません。
「こんなまち こなければよかった」
灰色のねこは自分がひとりぼっちだと感じ、落ち込んでしまいます。
へとへとになって目を閉じてしまいそうになったとき出会ったのは、見たこともないほど美しいねこでした。
いのちを救われ、人のあたたかさに触れることで灰色のねこは大切なことに気づきます。
編集者からのコメント
『ぼくのしあわせないのち』に続く、かんばやし麻さんの2作目となる絵本。
猫のしぐさや表情を繊細に描き、子どもから大人までじっくり楽しめる物語になりました。
創作系レーベルkeuの最初の絵本として、ひとつひとつの表現とデザインを丁寧に仕上げています。
猫の瞳に浮かぶ綺麗な月を見つけてみてください。




