この絵本の内容紹介あらすじ

イヌべさんの山荘には、自然や動物と一緒に暮らすアイデアが満載!
自然との共生を提案した絵本&エッセイ

物語の舞台は、自然豊かな高原の別荘地。避暑のため都会からやってきた主人公は、自宅のそばに不思議な家を見つけます。
そこに住んでいたのは、「イヌべさん」という人物。亡くなった飼い主の姿に転生し、思い出が詰まった別荘地で家作りをはじめたのだといいます。

イヌべさんの別荘には、驚きがいっぱいです。
飼っている馬と目が合うように設計された夏の寝室、屋根裏に侵入した動物たちの糞を肥料にする仕組み、鳥の餌入れがある屋根、キツツキが壁に穴を開けないためのアイデア……。
その不思議な住まいに魅了された主人公は、イヌべさんと共に、自然に寄り添う暮らしをさらに模索します。

第2部では、亜高山帯の動植物への理解が深まるエッセイを収録。
著者が実際に蓼科高原で1年間暮らした日々を綴った絵日記や、フィールドワークの報告から野生動植物との共生を考えます。

編集者からのコメント

緻密に描かれた迫力ある絵は、細部までずっと眺めていたくなる楽しさ。また建築学的にも興味深い設計図を収録しています。
絵本を読んだ後に、第2部の別荘地で1年間暮らした著者のエッセイを読んでいただけば、この物語がほぼ実話であることにきっと驚かれると思います。
小さいお子さんに読み聞かせると会話は無限に広がるはず。知的好奇心の高い小学生や、進路を考えはじめる中学生、高校生にもオススメ。大学のレポート制作にもご活用ください。

絵本「別荘守人の塔」の中面
絵本「別荘守人の塔」の中面2
絵本「別荘守人の塔」の中面3
絵本「別荘守人の塔」の中面4
絵本「別荘守人の塔」の中面5
絵本「別荘守人の塔」の中面6