この絵本の内容紹介
あたたかい音、ウキウキした音、おいしそうな音!
自分の音色を おもいきりたのしんで
「さあ おまえたち、たのしんでおいで」
作曲家のおじいさんは、あたらしい曲をつくり おんぷたちを送り出しました。
ヴァイオリンの演奏家がコンサートに向けて熱心に練習していると、「ここはきゅうくつで息がつまっちゃう。ぼく、外の世界をみてくるよ!」
おんぷはそういって、楽譜から飛び出してしまいます。
ヴァイオリンのおんぷは今まで知らなかった自分の音や、外の生きものと触れ合い、やがて、同じように逃げ出したおんぷたちと出会いました。
「演奏家を げんきにできたらいいのに……」
「たのしい音で みんなをワクワクさせたいな!」
おんぷたちは自分から音を出して、演奏家をたのしませることを思いつきます。
おんぷたちが楽譜に戻ってくると、演奏家たちは子どものころのようなワクワクした気持ちを思い出しました。
そして、待ちに待ったコンサートの日、「ぼくたちの出番だね! おもいっきり たのしもうね!」
コンサートがはじまり、みんなのワクワクがはじけます。
編集者からのコメント
“自分が楽しむことで、まわりを楽しませることができる”
音楽家の著者ならではの物語であり、親子や大人と子どもの関係がテーマになっています。
読み聞かせにもおすすめの絵本です。




