この絵本の内容紹介
子どもの「採血ってなぁに?」に答えます! 医療現場の声から生まれたココロとカラダの準備えほん
遠い星で暮らしていた双子のコロとカラは、地球の病院にやってきました。
もうすぐ採血の時間です。コロとカラはそわそわ、ドキドキ……!でも、あれ?
「さいけつってなぁに?」
この絵本では、採血を「なぜするのか?」「どのようにするのか?」対話形式で解説していきます。
男女に限定されない中性的なキャラクターや、擬人化した親しみやすいイラスト、説明文を多用せずオノマトペも活用するなど、子どもにもわかりやすいしかけが盛りだくさん!
持ち運びにも便利なコンパクトサイズ。
採血前の子どものココロとカラダの準備に役立つプレパレーション絵本です。
※プレパレーションとは
医療行為を受ける子どもにあわせた説明や配慮をすることで、不安を取りのぞき、がんばる力を引き出しやすい環境に整えることです。
編集者からのコメント
現役の看護師として働きながら、さまざまな人との触れ合いや医療現場を経験している著者。
その中で「子どもの気持ちを置いてけぼりにしている」ことに違和感を覚え、絵本制作を決意しました。
絵本のコンセプトは「対話で深める、子どもが輝く絵本」。
医療の主役は、子ども。
子ども自身がなにを感じ、なにを選択していくのか。
そのための対話こそが「プレパレーション」の第一歩と考え、対話形式でお話を進めています。
決して子どもの気持ちを代弁せず、子どもが保護者や看護師、医師に今の気持ちを素直に伝えられるお手伝いができる絵本になればという気持ちで制作しました。
病院の待合室に置いてもかさばらない小さなサイズで、通院時の持ち運びにも便利。
親子での読み聞かせや、医療従事者にも活用してほしい一冊です。