この絵本の内容紹介
離婚や再婚でツギハギになった家族=パッチワークファミリーの時間を描いた絵本
時がたつと、日常生活がささやかに変化します。
時がたつと、家族のカタチも淡々と変わっていきます。
ドイツ在住の作者が表現したのは、「家族のカタチはいろいろあっていい」という思い。
作者の住むドイツでは、家族のカタチはさまざまで、どんなカタチも「特別」ではなく「普通」のこととして、受容されています。
「義理の家族=ステップファミリー」ではなく「パッチワークファミリー」と呼んで受け容れてみませんか。
細部まで丁寧に描きこまれたドイツの街並み、色で個性を表現した登場人物たちも必見です。
編集者からのコメント
冒頭は、時間の経過とともに変化していくささやかな日常がほほえましく、アート作品としても秀逸で眺めているだけで異国情緒が楽しめます。
しかし、家族のカタチが淡々と変わっていくことに、場合によってはショックを受けられるかもしれません。
ドイツでは、離婚や再婚でつぎはぎになった家族のことを「パッチワークファミリー」と呼び、特別な存在ではなく、よくある家族のカタチとして溶け込んでいるそうです。
日本でも現状、カタチとしてはよくある風景のはずなのですが、「普通ではない家庭」として見てしまう方や、そう見られていると感じて傷ついている方もいるかもしれません。
特にそんな方々にこの絵本を眺めてみていただけたらと願っています。