この絵本の内容紹介あらすじ

おとうとにママをとられる!? 長男・長女になる子どもたちが、新しいいのち(弟・妹)を愛おしく思える絵本。

「おなかに あかちゃんがいるんだよ」
主人公のひいちゃんんがずっとほしかったのは、おとうと。
お庭に生えているふたばちゃんにこっそり話したら、ぐおんぐおんとそらへ出発。
ちいさなほしにいたのは あかちゃん!?
おねえちゃんになるってどういうことなんだろう?
だいすきなモジャジャといっしょに ぼうけんだ!

第二子の出産を控えたママやパパ、その子どもたち、そんな家族を周囲で支える、お友達やお知り合いの方に手にとっていただきたい作品です。
すでにおにいちゃん・おねえちゃんになった子どもたちにも、おとうと・いもうとについて大切なことに気づいてもらう一冊です。

編集者からのコメント

自身が長女の編集者は、主人公のひいちゃんの気持ちが痛いほどわかります。
ところが、一人っ子の編集者、第二子の編集者ではぴんとこない様子。
長女、長男の苦しみは、第一子にしかわからないのかもしれません。
まわりからすると「小さな」ものかもしれませんが、本人にしては一大事です。
ながーい目で見て、大きくなると、ある日突然、おとうと・いもうとの存在が愛おしく尊く思えるのですが、世界で一番好きな人の一人、ママをとられてしまうのですから、小さい頃は納得のいかないことの連続です。
今まで自分だけのために用意されていたすべてが「はんぶんこ」になる。
でも、この本を読んで、「ワクワクも増えるんだよ」と少しでも感じてもらえ、新しく生まれてくる命を慈しむ子どもに成長してもらえたらいいなと思います。

絵本「あかちゃんがいるんだよ」の一コマ
絵本「あかちゃんがいるんだよ」の一コマ2
絵本「あかちゃんがいるんだよ」の一コマ3
絵本「あかちゃんがいるんだよ」の一コマ4