この絵本の内容紹介あらすじ

“変わりものだって言われてもかまわない” 宇宙の星を巡り成長する彗星ピコの物語

楽しそうにかけまわる氷の星たちのなか、友だちとも遊ばずに、憧れの太陽を見つめる小さな星のピコ。
「ほっとけよ。そいつは変わりものなのさ」

そんなピコを、母さんはやさしく見守っていました。
「ぼくはあそこまで行ってみたいなあ」
「おまえがいちばんやりたいことをしたらいいよ」

母さんに氷のマントを着せてもらい、ピコはみんなの輪から飛び出しました。
ピコは、彗星になったのです。

「自分の道をゆくのだ。勇気をもって!」

星の数ほどの生命が輝く地球で、夢をいだく小さなひとりひとりに、この本を捧げます。
―――サカキヤヨイ

編集者からのコメント

ほかの星とはちがう軌道を回る冥王星、いつもねっころがったままの天王星、大きなリングが誇らしげな土星、彗星ピコのことを待っていてくれた地球――。
太陽系の惑星のことを学びながら物語を楽しめる。
絵本出版賞優秀賞受賞作。

本文は総ルビです。

絵本「100億キロメートルの旅」の一コマ
絵本「100億キロメートルの旅」の一コマ2
絵本「100億キロメートルの旅」の一コマ3
絵本「100億キロメートルの旅」の一コマ4
絵本「100億キロメートルの旅」の一コマ5