この絵本の内容紹介あらすじ

美術館の図録のような美しい「絵画絵本」。心の闇や生と死に向き合う大人向けの物語です。

インパクトのある美しい絵画を生み出す著者・鈴木ますみが、心に闇をかかえた中高生~大人たちに贈る絵本。
1点1点丁寧に描かれた絵を、何枚もまとめて1冊に凝縮した絵本で、物語の追及を超えて、展覧会の図録のように絵の細部を眺めて楽しんでほしい1冊です。

【著者の思い】

わたしは、ぶつけたかった。
わたしの苦しみを思い知れ、と。
わたしの悲しみがわかるか? わかるはずないだろう、と。

どうしても、描かないわけにはいかなかった。
生きるために、必要なことだった。

著者の強い思いが伝わってきて、「生きる」ことについて深く考えさせられます。

編集者からのコメント

この物語を届ける以上に、絵の美しさを楽しんでもらいたい1冊です。
重たい何かを背負っている人、心の闇に飲み込まれそうになっている人、今、幸せを感じている人、それぞれ、違った何かを感じていただけるのでは。
生きていることは奇跡なんだと考えさせられます。

絵本「幻影」の一コマ
絵本「幻影」の一コマ2
絵本「幻影」の一コマ3
絵本「幻影」の一コマ4