この絵本の内容紹介
おまえもわしをすてるのか!
ヤマタノオロチを父にもち、不思議な力を受け継いだ「いぶきどうじ」の自由な生き方は人ともののけの対立を深めていく。
幼い頃、母から捨てられた苦悩はいぶきどうじを追い詰め、悪の道へと走らせた。
なぜわしをおそれる?!
おまえも母上のようにわしをすてるのか!
満たされないどうじのさけびは、さらにいくさを生み……
激しい戦いの末、とうとう、いぶきどうじの身に罰が下る。
編集者からのコメント
大胆な絵図を、美しい切り絵で表現。
繊細な差し色が、伝承の世界を息づかせる見ごたえのある絵本。