この絵本の内容紹介
ピョン ピョン ピョンタの ぺったらこ
みんなで ついたら うまい もち!
恐れやさみしさを乗り越えて、外の世界に飛び出したピョンタを応援したくなる!
仲間といっしょに作って食べるおもちはおいしいぞ♪
うさぎのピョンタは、おおかみに襲われてお父さんとお母さんをなくし、それからはひとりで巣にひきこもっていました。
ある日、
「トン チュウ トン チュウ トントントン チュウ トン チュウ トン チュウチュウチュウ」
と、外からふしぎな歌がきこえてきて、ピョンタは思いきって外へ飛び出します。
歌っていたのは、もちつきをする動物たちでした。
ピョンタは、家にあった杵を持ってきて、もちつきの仲間にいれてもらいます。
続いて、ヤマアラシも仲間にいれてもらおうとしますが、他の動物たちに断られてしまいます。
ヤマアラシを仲間に入れるため、ピョンタが考え出したヤマアラシの仕事とは……??
かたみみピョンタってどんな子?お父さんとお母さんが、おおかみに食べられてしまってから、ひとりで巣穴にこもって暮らしていた。
自分もおおかみに襲われたときに、かたみみを食べられてしまう。
かたみみをなくしてからは、自分で作ったみみを、お母さんが大切にしていたボタンでとめている。
裁縫が得意だったお母さんのボタンをみみにつけると、ピョンタはひとりでもがんばれる気持ちになる。
毎日その日の気分でボタンを選ぶ、じつはとってもオシャレさん。
少年の頃から『ぐりとぐら』が大好きだった著者が、独学で創作を続けてきた想いが結実した絵本です 『ぐりとぐら』が好きな人はもちろん、絵本を愛する皆さんに、ぜひ読んでいただきたい作品です。 著者は看護師の仕事をしながら創作を続けるうちに、幸運にも児童文学作家の高木敏子氏(『ガラスのうさぎ』著者)に出会い、指導を受けました。 好きな表現を続けるうちに素敵な出会いがあり、こんなにいい作品を作れるようになるんだという、希望を感じながら作りました。