この絵本の内容紹介あらすじ

レールや電線、信号、電気回路……
それらがひとつでも故障したら電車は安全に運行できません。
叡山電車100年の歴史を かげひなたからささえてきた技術課の仕事。
線路をあるき、はしごにのぼり、炎天下にもめげずにはたらく和田さん。
みんなのくらしを明日へと運ぶ、鉄道員の1日におともします。

絵本「はたらく鉄道員」の中面
絵本「はたらく鉄道員」の中面2
絵本「はたらく鉄道員」の中面3

朝から晩まで、ひとつの職業の人にはりついて、その仕事や暮らしぶりを見つめてみた。
大人と子どもがともに読みながら「はたらく」ことの意味を考える あたらしい写真絵本シリーズ(総ルビ)。

■シリーズのことば(抜粋)
夜道で足をとめて星空を見上げるように、目の前を通りすぎる いろんな「はたらく」を見つめたい。
大人も子どももおなじ地平に立って、はたらくってなんだろう、と考えてみる。
そんなふうにして、このシリーズをつくりたいとおもいます。

■推薦のことば(抜粋)
●ミロコマチコ(絵本作家)
わたしの”はたらく”もきっとだれかにつながってる。
嬉しくなって、ああ、明日もはたらこうって思う。
●鳥羽和久(教育者)
この本には、はたらくことのすがすがしさが詰まっていて、生きるようにはたらくことをぼくたちに教えてくれる。
●今井紀明(認定NPO法人D×P理事長)
誰かの日常を視ることは、自分の現在地を教えてくれる。
●山崎ナオコーラ(作家)
はたらくことは、光ること。
町のあちらこちらで、小さな光、暗い光、色々な人が輝いている。
●石井ゆかり(ライター)
はたらいたらかならずその向こうに、そのはたらきを受け取る人がいる。
●ウスビ・サコ(京都精華大学 前学長)「働くことと祈りは同じである」とは、ある地域の文化の深い教えです。
働く喜びと自己発見を通じて、私たちは より豊かな社会を築けると信じています。
●一青窈(歌手)
働く人の1日を覗くとフツーの事をしているように見える。
けれども、 その「普通のことを続ける」っていうのが実は ものすごく大変なことなのだ。
●いしいしんじ(作家)
はたらくひとの、すべての手と手がつながりあって、ぼくたちのこの世は、今日もうつくしくまわっている。