この絵本の内容紹介
想定を超える大災害にも対応できる応用力を身につけるための学習絵本シリーズ「風災害」の巻。
巨大台風、上陸。遠く離れた町にいるボジョレーたちに、竜巻がおそいかかる!
どうして台風や竜巻は起きるんだろう?
あらゆる防災・減災の基礎となる地学の知識を、子犬のボジョレーと一緒に楽しみながら学ぼう。
私たちのすむ日本列島は、四季の変化に富み、美しい自然景観に恵まれているいっぽうで、ほとんどすべての自然災害が起こりうる環境にあります。
恩恵と災害のバランスの上に、人々の生活がなりたってきたのです。
しかし近年、そのバランスが崩れたかのように、自然災害が頻繁に起きています。それも、行政によるハード面の防災政策の想定を超える、大規模災害に発展するケースが少なくありません。
気候変動が原因と思われるゲリラ豪雨や竜巻の頻発など、災害はより身近で、ますます予想のできないものとなっています。
日本に住む以上、災害を避けて通ることはできません。いつ自分の身にふりかかってくるかわからない災害に、常に備えておく必要があります。
しかし、マニュアル化された避難方法をマスターしておくだけでは、想定外の事態に対処できません。
なにが起きても自分の命を自分で守れるように、災害に関する基礎知識をしっかり身に着け、思考力・判断力をきたえて臨機応変に対応できるようにすることが重要です。
本シリーズは、子どもたちが災害のメカニズムをよりよく理解し、災害に対処する応用力を養うために、
1)イメージ教育(興味関心を高める)
2)模擬演習(実験・体験で体感する)
3)知識理解(自然現象の理解に努める)
4)思考判断(判断力を身につける)
という理科教育の基本的な4段階方式を応用した構成と、子犬のボジョレーが活躍する楽しいストーリー仕立ての展開で、さまざまな災害のしくみをわかりやすく解説します。
<「風の災害」あらすじ>
夏休みにおばあちゃんの家に遊びにきた、小学生のフレディと子犬のボジョレー。近くを散歩していると、突然真っ黒な雲があらわれて、渦をまいた風が近づいてきた!
いっぽう、台風が近づく西日本に出張中のお父さんは、強風のなかをむりに外出して、ひどい目に…。
迫りくる風の災害から、ボジョレー一家は無事に脱出できるのでしょうか。
<キャラクター紹介>
●ボジョレー
ミックス犬の子犬。ワインのボジョレー・ヌーボーの解禁日に生まれた。災害時には、レスキューとして活躍?する。
●フレディ
小学5年生。勉強はちょっと(?)苦手。サッカーがちょっと得意。
●オリーブ
フレディのお母さん。料理が大好き。
●ジョン
フレディのお父さん。
新市街にある健康器具メーカーのサラリーマン。