この絵本の内容紹介
山田洋次監督、はじめての創作絵本(監修)! 新星・松本春野デビュー作!
今から50年ほどむかしの大阪。きょうもてつろうはいたずらをして家族中をおこらせた。お姉ちゃんまでおこってた。悪ガキだけどにくめないてつろうと、弟が悪さをするたび謝りにきてくれるやさしいお姉ちゃん。そこには姉と弟をつなぐ、あたたかな家族の絆が――。映画「おとうと」の主人公たちの子ども時代を描く。
市川昆監督の名作「おとうと」(1960年)にヒントを得て作られた、山田洋次監督の「おとうと」(2010年)。そしてその映画「おとうと」から生まれた『絵本 おとうと』。
「ぼくにはこの三作品が根っこのところで繋がり美しく共鳴し合っているような気がしてならない。――山田洋次」(巻末の言葉より)