この絵本の内容紹介あらすじ

「わたしは本なしでは生きていけない……」

アメリカ独立宣言を書き起こしたトマス・ジェファソン(1743ー1826)は、また、本をこよなく愛した人でもありました。そんなジェファソンの半生を、彼の残した言葉とともにつづった伝記絵本です。

本がたくさんありすぎて、それをしまっておく図書館を作らなければならなくなるなんて考えられますか? でも、そういう人が実際にいたのです。トマス・ジェファソンです。子どものころから本を読むのが大好きだったジェファソンは、本を集めるのも好きで、はじめは数百冊、やがて数千冊の本を集めました! 動物、政治、自然、歴史と内容も様々なら、書かれている言語も英語、フランス語、ギリシャ語、ラテン語と様々でした。青年のころに本を集め始めたジェファソンは、生涯、本を集め続けました。そうして集めた本が首都ワシントンにある世界最大の図書館、アメリカ連邦議会図書館の基礎となりました。
著者のバーブ・ローゼンストックと画家のジョン・オブライエンは、アメリカ合衆国建国の父ジェファソンゆかりの図書館を訪ね、その生涯を明らかにしました。ふたりは専門家の力を借りながら、本とともに歩んだジェファソンの姿をみごとに描き出しました。生涯にわたって本を読み、学び、本を愛したジェファソンはまた、熱心に本を集めた人でもありました。

絵本「トマス・ジェファソン 本を愛し、集めた人」の一コマ