この絵本の内容紹介あらすじ

作家で教育者のマーグリート・ルアーズは、世界中の図書館員に手紙を出し、各地の図書館の話を聞かせてほしいとたのみました。多くの図書館員やボランティアの人たちは、自らカメラをかまえ、彼らの移動図書館や本を受け取る子どもたちのうれしそうな笑顔を写真におさめて送ってくれました。それらの報告をまとめたのが、わたしたちをあたたかい気持ちにさせてくれるこの写真絵本です。この絵本はまた、本とその読者、そして図書館員たちにささげる賛辞でもあります。
彼らはなぜたいへんな苦労をして、本を箱につめてゾウの背中に乗せたり、バスで何百キロも旅して本をとどけたりするのでしょうか? その答えは、アゼルバイジャンのひとりの図書館員の言葉の中にあります。「移動図書館は、空気や水と同じくらい大切なものなのです」

絵本「図書館ラクダがやってくる 子どもたちに本をとどける世界の活動」の一コマ