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幼年童話
きつねは、しっぽを大切にしていました。手入れは1日3回。じょうぶな松葉で作ったくしで毛をとかし、黄色の羽でなでてから、仕上げに花でしっぽを飾ります。ある雨の日、きつねは、大切なくしが無いことに気づきます…。
1977年、兵庫県生まれ。辻学園日本調理師専門学校卒業。デビュー作『ワニばあちゃん』(理論社)で第1回MOE絵本屋さん大賞新人賞、『くさをはむ』(講談社)で第41回講談社出版文化賞絵本賞を受賞。そのほかの作品に『チュンタのあしあと』(あかね書房)、『まんまるがかり』(理論社)、『ネコナ・デール船長』(イースト・プレス)、『やきいもするぞ』(ゴブリン書房)などがある。