この絵本の内容紹介あらすじ

「とうせんぼ」と「とおせんぼ」、どっちが正しいかって? どっちでもいいよ。……まこちゃんは、おばあちゃんが、家に来るたびに買ってくるドリルに嫌気がさして、おばあちゃんが来る日に遊びに出ることにしました。途中で、迷子になって困っている“コトバロボ”というロボットと出会います。

コトバロボは、国語のことならなんでも教えてくれると言います。答えも教えてくれるなら、宿題なんてロボットにやらせちゃう? 「いかに楽をして、学校の宿題や勉強をサボるか」ばかりを考えていたまこちゃんは思いました。「これで楽ができる!」――。

でも、コトバロボに宿題もドリルも全部解いてもらったので、学校のテストはまったくできません。テストの結果を嬉しそうに話す友だちを見て、まこちゃんは、だんだん「これでいいのかな」と自分に向き合うようになり、サボる楽しさより、正直でいること、学んだことを自分の力にすることのほうが嬉しいと気づいていきます。

「本当の学び」とは何か、努力することの大切さとは何か……。人気作家・村上しいこ氏が、まこちゃんの成長を通して、ユーモラスに伝えます。小学生とロボットの交流が学びの楽しさを教えてくれる、心温まる物語です。

おすすめポイント

◆小学校生活・宿題などを描く身近な物語
◆全ページ、にたんじあきこさんの可愛いイラスト
◆全ての漢字にルビありで、低学年でも読みやすい

絵本「まこちゃんとコトバロボ」の中面
絵本「まこちゃんとコトバロボ」の中面2