この絵本の内容紹介
工場で生まれて、スーパーマーケットに運ばれてきたレトルトカレーたち。でも、ほうれんそうカレーのほうちゃんを買ってくれる人は、なかなか現れません。次々に買われていく他のカレーを見送る日々の中、ほうちゃんにある事件が起き……。
「食品ロス」ってなんだろう? なぜ食べられずに捨てられてしまう食品があるんだろう? スーパーで売られているレトルトカレーを主人公にした、「食品ロス」が起こる仕組みと、それを減らすために私たちができることについて学べる絵本です。巻末に4ページカラーで解説付き。
【編集者コメント】
7人に1人が貧困状態にあると言われる現代の日本。ですが、貧困のため十分な食事が取れない人がいる一方で、毎日非常に多くの食品が食べられずに捨てられています。これは、そんな「食品ロス」にまつわる諸問題を、物語形式でわかりやすく伝える絵本です。監修は日本フードバンク連盟の理事、そして絵本作家・田中六大氏の実弟でもある田中入馬氏が務めます。