この絵本の内容紹介あらすじ

広大なアフリカの大地で日々、家族と仲良く暮らし、心に残る印象的なシーンに遭遇したときに俳句を詠む、ライオンのお父さんが10年ぶりに帰ってきました。
「とうさん、きょうは どこへ いくの」
「とうさんは、きめています。風を みにいきます」
「えーっ 風って みえるの?」
「みえます」――。
ライオン父さんが子どもたちを連れて散歩に出かけた先で見つけるさまざまな“風”の姿を叙情豊かに描きます。あべ弘士さんが描くアフリカの情景は圧巻。俳句が出てくる絶妙なタイミングもぜひお楽しみください。

【編集者より】
『ライオンのよいいちにち』『ライオンのへんないちにち』『ライオンのながいいちにち』に続く第4弾。10年ぶりの発刊となる今作では、ライオンのお父さんが、以前よりも威厳に満ち溢れ、堂々とした佇まいで登場します。
どこまでも広がるアフリカの景色の魅力も満載。「アフリカの雲はね、地平線から湧き出るように生まれるんですよ」と嬉しそうに話してくださった、あべさん。そんなあべさんの、アフリカに、そしてライオンのお父さんに対する想いがたくさん詰まった、スケールの大きな作品です。ぜひご覧ください!

絵本「ライオンの風をみたいちにち」の一コマ
絵本「ライオンの風をみたいちにち」の一コマ2