この絵本の内容紹介あらすじ

「おかあしゃん」、「はぁい」――。たったそれだけの、短い文章です。けれどもそれは、深い愛情と確かな絆で結ばれた、幸せなやりとりです。
日常の中で繰り返される、母と子の笑顔の瞬間を、温かな絵とともに届けます。世界中の全ての親子が、この幸せな時間を過ごせますようにとのメッセージが込められています。

【編集者コメント】
作家のくすのきしげのりさんが、夜の飛行機の中で体験したことです。
後ろのシートに、幼い女の子とお母さんが座っていました。少しねむそうな女の子が、小さな声で「おかあしゃん」というと、お母さんは、やさしく「はぁい」とこたえます。
女の子がすっかり寝入ってしまうまで、ひそやかに繰り返された「おかあしゃん」「はぁい」。
それはくすのきさんまで幸せな気分にさせてしまう、愛情に満ちた会話だったそうです。
いつの時代のどの国にも、こんなすてきな「おかあしゃん」「はぁい」が、たくさんありますようにとの願いを込めて、この絵本は生まれました。